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現在の位置:トップページ > 健康メモ一覧 > 子どもの睡眠と朝食
全世界どの国にも、「朝食を食べない」子どもたちがいます。諸外国では、多くは貧困のために「食べたくても朝食をたべることが出来ない」のです。低所得層のそういった子どもたちのために、学校朝食給食を取り入れ、効果を上げている国もあります。 一方、日本では経済的原因は関係せず、「食べることが出来るのに朝食を食べない」のです。つまり、遅い就寝時間、長いテレビゲーム・ビデオ、長時間の塾、夜食など夜型生活による生活習慣の乱れが原因になり、さらに睡眠不足、運動不足、肥満などが複雑にからみ合って「朝食を食べない」のです。 朝食を必ず摂るためには、「朝食を食べましょう」と言うだけでは効果はなく、こういった社会生活、生活習慣を改善する努力が必要と思われます。 また、このことが子どもの行動面・学習面に影響しているという報告もあります。 「朝食を食べない」子どもは、午前中血糖が低くなってウトウトしやすく、頭がキレやすいと言われています。また、睡眠と朝食は学業成績と関係し、日米の大学生での成績比較では、十分な睡眠を摂り朝食を食べている学生の方が成績は良かったと報告しています。 みなさんのお子さんの、いや家族みんなの睡眠と朝食について、一度見直ししてはいかがでしょうか。
和泉市医師会
平林 洋一
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